2016年08月08日

剱岳登山



31日早朝、雲間に青空が覗く天候。AM5:00、14 名全員身支度を整える。

今回は3度目の挑戦だ、1度目は前剱を越えた頃から大雨に打たれながら登頂。2度目の昨年はカラカラの晴天で、剱岳のしてはつまらなたい登山だった。今年は、天候にも恵まれガスもほどほどに立ち込め期待がこもる。

さぁ~ 東に連なる後立山連峰の稜線から昇る朝陽を拝し、いざ出発する。30 分程で一服剣を経て、小1 時間で高々とそそり立つ前剣を乗り越え、剣岳本峰へ向う。


前剱の鎖場を登る

前剣からは、急峻な岩場が連続する。要所に取り付けられた鎖を頼りに、僅かな岩の凹凸に足場を確保し、手がかりを確認して、登り続ける。


カニのタテバイ直下


カニのタテバイを登る

最大の難所、高度差15m以上の垂直岩壁カニのタテバイを攀じ登り、しばらく岩稜線を登りつめるとAM9時岩峰の頂き「剣岳山頂2999m」に全員見事に登頂する。


頂上で記念撮影 ハイチーズ


頂上プレートを掲げて「剱登ったぞ~」

「バンザーイ!」「おめでとう!」握手を交わし、互いの健闘を讃え合う。

  


Posted by さだやん at 00:34Comments(0)登山

2016年07月05日

八ヶ岳、赤岳・阿弥陀岳縦走

八ヶ岳の赤岳、中岳、阿弥陀岳に登ってきました。
1日目は天候も良く快適でしたが、2日目はガスと小雨もようの強風中、ひたすら歩きました。


1日目は、美濃戸から赤岳鉱泉・行者小屋・赤岳展望荘を経由して赤岳山頂を目指す。


赤岳山頂に登頂、万歳!!
今宵は赤岳山頂小屋に泊まります(o^-^o)


八ヶ岳は、八ヶ岳連峰の最高峰である。
標高2899 m


赤岳頂上小屋の夕食の献立
豚しょうが焼き、シュウマイ、ナポリタン、佃煮、野菜サラダ、シチュー、ごはん。


山小屋の楽しみは食事です。


2日目は、中岳・中岳阿弥陀岳コル~阿弥陀岳~コル・行者小屋~赤岳鉱泉~美濃戸
華麗に咲くシャクナゲ愛でながら進む。


ガスと小雨の中山頂を目指す。
頑張ろう!
阿弥陀岳山頂はもう少しガンバ


ハイ~登頂!!
おめでとう!おめでとう!
皆と握手し喜びを分かち合う。


阿弥陀岳山頂記念撮影
ハイチーズ ”シャリ~”







  


Posted by さだやん at 23:23Comments(0)登山

2015年08月11日

何度でも剣岳 

8月1日
天候続きの晴天の日、室堂駅に降りたった。
我々18人は準備を整えて今宵の宿舎「剣山荘」へ向けて出発する。

室堂→雷鳥平→新室堂乗越→新室堂乗越(昼食)→別山乗越

別山乗越の剣御前小屋に到着
この広場から眺める剣岳は雲ひとつなく絶景だ。 「やぁ~よく来たね待っていたよ」 とばかりに聳え立っている。前回訪れたのは2013年8月3日でした。ここから眺める剣岳は分厚い雲に覆われて、今にも雨が降るかのようだった。が、今日は素晴らしい天気だ。明日の登山に期待がかかる。


前方奥が剱岳2999m

休憩後、剣御前山腹の雪渓を横切り、剣岳登山の最前線に建つ剣山荘めざす。
午後2時30分剣山荘に到着。山小屋には珍しいシャワーで汗を流し、
食事前の楽しい一時を過ごす。


後立山連峰からのご来光

8月2日
4時に朝食の弁当を済ませ万全の身支度で山荘を出発する。
東に連なる後立山連峰の稜線から昇る朝陽に合掌し「登山安全を祈念する」

30 分程で一服剣を経て、小1 時間で高々とそそり立つ前剣を乗り越え、剣岳本峰へ向う。
前剣からは、急峻な岩場が連続する。要所に取り付けられた鎖を頼りに、僅かな岩の凹凸に足場を確保し、手がかりを確認して、登り続ける。


カニのタテバイの取り付けを上る

ここからは、最大の難所、高度差15m以上の垂直岩壁カニのタテバイを攀じ登る。
剱岳は、鎖場が多く切り立っているので、ベテランでなければ登れないと言われているが、剣岳の別山尾根は、鎖や梯子で完全に整備されています。鎖から手を滑らせることさえなければ、安全に登れますが、鎖から手が滑れば、確実に死にます。

前回登っつた時は、雨の叩きつけるなかを鎖と足場を頼りに慎重に登った。
鎖を握る腕から雨水が脇腹につたわり、身体が冷えた想いが脳裏をかすめた。
今日は登山絶好日、鎖を握る手に力が入る。


カニのタテバイ上部

周りを見る余裕はない。岩の僅かなスタンスに足場をつくり、岩溝に手がかりを探し、
鎖を握りしめ、体を攀じる。皆、無言で攀じ登り難関の一つカニのタテバイを、
全ての力を出し切るように乗り越え、クリアー。

しばらく岩稜線を登りつめ岩峰の頂、剣岳山頂2999mに全員見事に登頂する。
「バンザーイ!」
「おめでとう!」
握手を交わし、互いの健闘を讃え合う。


山頂でバンザイ

30分ほど山頂に憩い、下山を始める。
20分降下した岩場の途中から帰路のルートを下り、垂直の岩壁カニノヨコバイをトラバースし、続く岩稜の急降下を鎖を頼りに降りる。前剣からの急傾斜の岩場を降下し、AM11:30一服剣に辿り着く。
ここからの緩やかな斜面を下っていくとシナノキンバイ、ハクサンイチゲの花々が、何事も無かったように微風に揺れている。PM12:00剣山荘着、昼食を摂り、PM12:30室堂へ向って出発。
雷鳥平を通過してPM4:20室堂に到着。PM4:30最終バスに乗り帰路に着く。
  


Posted by さだやん at 23:55Comments(0)登山

2015年08月08日

雨と霧の白馬三山縦走登山

17日早朝からテレビの気象情報を気にしていた。
明日から白馬三山縦走に出かける。やはり気象は一番大事なことだ。
天気予報では
「台風11号は、17日6時現在、岡山県倉敷市付近を1時間に20キロと
自転車並みの速さで北上しています。このあと、台風は中国地方を縦断し、
午後には日本海に抜ける見込みです」

「よっしゃ~この分だと天候も回復に向かうぞ」

ザ・夏山!! 雪渓・お花畑・温泉と言うと白馬三山だ。
大雪渓を登り、白馬岳~杓子岳~白馬鑓ケ岳の三山縦走して白馬鑓温泉
小屋に泊り、温泉を楽しむ!! 夏山の一番人気のコースだ。

18日、白馬村役場前に集合。今回のメンバー7人は車に乗り合わせて猿倉へ向かう。
猿倉の登山口に立ったのは午前8時、分厚い雲が垂れた空を見上げ好天を祈る。
準備を整え緩やかな登りの林道脇の山アジサイ、ホタルブクロを愛でながら登山道を
小一時間歩く。気になる雲行きだ・・・・ 大粒の雨がポツポツ落ちてきた。
 「マジ?」 「チョット早いかも」 雨具を着けて先を急ぐ。
林道が終り岩礫の登山道を暫らく登ると、白馬大雪渓末端となる白馬尻に到着です。


雪渓末端に向かうメンバー

白馬尻で小休止後、準備をし直して登り始め、20分ほどで雪渓末端に着く。
アイゼンを装着して吹き降ろす冷風に注意しながら、一歩、一歩固い雪渓に
足場を確認しながら登る。


雪渓を登る

台風11号の影響か登山者の姿がまばらだ。
時折強い雨が吹き付け思わず目線を下げる。雪渓上には、頭ほどの大きさの
落石が散乱している。落石にも注意を払いながら登る。

白馬の大雪渓は全長3.5キロ、標高差は600メートルもある。ひたすら長い
登りをアイゼンで歩くので下腿三頭筋・ふくらはぎへのダメージが蓄積してくる。

高度が上がるにつれ勾配も急になってくる。さらに、雨で濡れた身体に疲れが
追い打ちし足が重く息切れがする。前方を歩く仲間の足元を見ながら〝ガッシ〟〝ガシ〟
小股で〝ハー〟〝ハァー〟呼吸を整えながら進。
二時間ほどで雪渓を登り切る。ゴツゴツしたガラ場の葱平でアイゼンを外し休憩する。


花々の咲く葱平

小雪渓へ向かう斜面をクルマユリ、シナノキンバイなど、花々を愛でながらジグザグに登る。
雨のやむ気配はなく、ますます雨足が強くなってきた。予定のコースタイムは遅れ気味だ。
「体力的に限界だ」 休憩できる場所を探し昼食を摂る。


小雪渓をトラバース

葱平を過ぎると小雪渓にさしかかる。
慎重にトラバースし避難小屋のわきに出る。今年は例年より残雪が多くアイゼンを
装着と取外しを幾度と繰り返しながら登る。
深い霧と時折打ち付ける雨で周りの景色は見えない。聞こえるのはシャラシャラと
雪渓から流れ出した水の音。雪渓の脇に咲くハクサンフウやハクサンイチゲが
荒んだ心を癒してくれる。

ようやく濃霧の中、稜線近くに建つ頂上宿舎の建物がぼわ~んと見えてきた。
階段を上り詰め白馬岳頂上宿舎に到着です。猿倉を出発して5時間歩いた
皆の顔に笑みが戻った。
ロビー兼休憩所に入るとストーブに赤々と燃えていて、思わず
 「おぉ~温かい」 とつぶやいだ。

暖をとりながら飲む温かいコーヒーは 「ほわ~」 美味しい。
冷えた身体にようやく正気をとりもどす。

こちらで20分ほど休憩後、今宵の宿舎白馬山荘へ向かった。
白馬山荘はここから20分ほど稜線を登った山頂直下にある。
ここのアプローチは杓子岳、白馬鑓ヶ岳、旭日岳など雄大な山々を
望みながらのコースだが、濃霧の中ひたすら歩く。だが、皆の足取りは軽い。
石垣の間を登り詰め今宵の宿舎に到着です。

白馬山荘は、白馬岳頂上直下標高 2,832mに建つ収容人数800人
を収容できる日本山岳最大宿舎です。


食堂で乾杯!!

山小屋の楽しみは食事です。
夕食は魚か肉からハンバーグを選びました。
当然食事前は乾杯でしょう。Sさんの差し入れワインで乾杯です。
「明日は、よい天気に恵まれますように」
「無事に帰還できますように」
乾杯!! 「カンパ~イ」

19日4時起床。
外は濃霧の小雨模様。今日は杓子岳、白馬鑓ヶ岳を登頂し白馬鑓温泉小屋まで6時間歩く。
当然気になるのは天気だ。ロビーで天気予報を確認する。「一日曇りから小雨」下界では30度を超す夏日なのだが、やはり山岳地帯は安定しない。

朝食を済ませ雨具に身を固め霧のなか白馬岳山頂を目指す。
20分ほどで登頂。あたりは真っ白い世界、雄大な景色を堪能できる状況ではない。
記念撮影をしてそそくさと小屋に戻る。


白馬岳山頂 2932m

出発前に、レストラン 「スカイプラザ白馬」で、落としたてのモーニングコーヒーをいただき
「さ~今宵は野天風呂だよ」心に余裕を以って出発。
今日は2座を登って汗しても温泉でサッパリできる。皆の足も軽るい。
晴れていれば杓子岳まで続く稜線に、道が延びているのが見えるはずだが
小雨と真っ白い霧に阻まれて見通しがきかない。


杓子岳山頂直下をのぼる

行き交う登山者も少なめだ、台風11号の影響なのだろう。
ウルップソう咲く稜線を下り、最低鞍部から急傾斜の岩礫帯を皆無言で登る。
杓子岳の赤い石をザクザクと踏みしめながらハイマツの中を登り詰め
10時杓子岳2812mに登頂です。


赤い岩礫の杓子岳 2812m           白い岩礫の白馬鑓ヶ岳 2903m

休憩後次のを白馬鑓ヶ岳めざす。
鑓温泉分岐までのコースは、富山県と長野県の県境上にある。
右手が富山、左手が長野県。富山県方面には立山連峰が望め、下方には
黒部峡谷の絶景が見える・・・・・・ が、ガスの中をひたすら歩く。
皆「残念」とは思っていない。これが山歩きだから。

杓子岳をいったん下がって小鑓に登り、広い尾根道を40分ほど登り
白馬槍ケ岳山頂2903mです。 「バンザーイ!」 これで白馬三山全制覇だ。
 「おめでとう」 「おめでとう」 握手を交わし互いのの健闘をたたえあう。



山頂にて昼食をとる。風を避けてハイマツの下で昼食を味わい、談笑のひと時を過ごす。
食後、記念撮影の後白馬鑓ヶ岳の山頂をあとに、20分程の下りで鑓温泉の分岐に着く、
ここからは温泉方面へ下るだけ。
このコースのハイライトは大出原のお花畑散策が始まります。おもな花としましては、ハクサンイチゲ、チングルマ、ミヤマキンバイ、シナノキンバイ、ハクサンコザクラ、エゾシオガマ、ハクサンフウロ、クルマユリなどの豊富な高山植物を楽しむ事が出来る。


大出原のお花畑

雨も止んで左右に咲き誇る花たちを愛ながら歩く。
二日間、風雨のなかをひたすら歩き気持ちも沈みがちだ、咲き誇る花たちは
カンフル剤のようなもの活力がわいてくる。



お花畑の左斜面をトラバース気味に下り、主陵線から離れていく。
ガレた急斜面をひたすら下り続けて、温泉小屋上部の岩場に設置された鎖場は険しく滑りやすい。
注意しながら鎖を頼りに下降し、小屋を左下に見ながら雪渓を下り白馬鑓温泉小屋に到着。




ガスと時折吹きつける雨で何も見えない中、ひたすら歩くのは体力を消費する。
温泉上部の雪渓を下った時は一気に力が抜けた。
こちらの温泉小屋は、なんと標高2100mに位置し雲海を眺めながら
湯船に浸かる事が出来る温泉なのだ。


受付後、早速入浴(外来の方は500円)です。

鑓温泉は標高日本一の天然湧出量(毎分760リットル)を 誇っています。
神経痛、筋肉痛、関節痛等に効果があります。
「ほわ~いい湯だ!!」
「山旅の疲れも癒えるねぇ~」

野天風呂は、女性の方は水着を付けて入浴していました。
とは別に、女性専用の内湯もあります。


乾杯!!

温泉に浸かり、汗を流した後は 「やはりビールでしょう」
カンパ~イ!! 「くえ~旨いス」 登山の疲れをビールで癒す。

20日、雲間から3日振りの朝日が輝く。
6時30分身支度を整え、下山を開始する。
残雪を下り、渓流を渡り、ガレた山腹を巻き高度を下げる。
振り仰ぐと縦走してきた白馬鑓ヶ岳の稜線が眩しく望まれる。





下って下って、昼前猿倉手前の登山道入り口に到着! ここで一日目に歩いた道に合流。
猿倉の食堂でカツカレーの食事をとり皆と別れ帰路に着く。

雨と霧と強風の白馬三山の峰々を踏破。冷えた身体を温泉で温め
辛いながらも想いで深い山行だった。

  


Posted by さだやん at 10:10Comments(0)登山

2014年03月08日

八ヶ岳 白銀の硫黄岳登頂




3月8日、雪降る中を松本目指して車を走らせる。
昨日からの低気圧の影響により北海道では吹雪の大荒れ、野辺山では
マイナス22度と3月としては最低の気温を記録した。
長野県北部中野市、飯山市には大雪注意報が出ている。
こんな日に登山なんてと・・・・自分に言い聞かせながら長野道を松本に向けて走る。
明科に出てからは雪も収まり空も明るくなってきた。
ラッキー

待ち合わせ場所、松本市合同庁舎で皆と合流し一路八ヶ岳美濃戸口へ向かう。
諏訪南ICから山麓道路を登り,AM9時美濃戸口に着く。
本日のメンバー総勢10名、美濃戸口で登山準備を整えて登山開始。
深雪の林道を進み、AM10時30分美濃戸山荘に着く。




休憩後、北沢ルートを進み林道終点の砂防ダムの小橋を渡り、トレースを頼りに雪道を登る。
しばらく進むと紺碧の空に白銀の横岳大同心が覆いかぶさる様に迫る。
家を出たときの雪は何なんだろう太陽がギラギラ照り付ける。
日焼けを気にしながら川沿い雪面のウサギの足跡を横目で見ながら進み、PM1時50分今宵の宿舎赤岳鉱泉小屋に着いた。

昼食後、アイゼン、ピッケルの装備にて行者小屋ルート脇の雪斜面に向かい、斜度30度の雪斜面で滑落防止訓練を受けた後宿舎に戻り、低体温症の予防、応急手当について学ぶ。
講師は、NPO法人松本ヒマラヤ友好会の理事長鈴木氏です。





3月9日、AM時起床。朝食後雪山装備を整え7時20分赤岳鉱泉小屋を出発。
雪深い森林帯を登る。上空には筋雲が流れ。
先生は「この雲は低気圧と高気圧が押し合っている」「筋雲が多くなってきたら午後天気は崩れる」
ジグザグ森林帯を登り高度を稼ぐと右手に林間に「ふと甲斐駒ケ岳・仙丈ケ岳が望め」
カメラを出してシャッターを切る。
さらに、登り続け森林限界を抜け斜度30度を登り詰め、雪庇を超えると赤岩の頭の稜線に登り出た。
展望が開け手の届くようなすぐそこに横岳、赤岳、阿弥陀岳さらに西方向には、御岳山、北方には蓼科山、天狗岳、浅間山、北西北アルプスの峰々が霞んで望まれる。





小休止後アイゼンを締直し雪面の稜線を登り続け、AM10時マイナス15度の硫黄岳山頂に登頂する。
「おめでとう」「おめでとう」登頂の歓喜の握手を交わす。
皆で記念撮影後下山を開始する。



稜線から急雪面を注意しながら下降し、森林帯の雪道を下りAM11時50分赤岳鉱泉に無事生還する。
昼食後PM1時小屋を出発。昨日と同じ北沢ルートを引き返す。
砂防ダムを渡り下りかけて時に前方に登山者が林の方を眺めカメラを構えている。
何かと尋ねると「カモシカがいますよ」





ああ~5メートルほどの林の中で木の芽を食んでいる。
我々に気づいているのか?食事で夢中なのか一心不乱で木の芽を食べている。
カメラを出してシャリー!
最近、報道では「ニホンジカ」が増えて
我々に気づいているのか?
食事に夢中で芽を食む。

ニホンジカとニホンカモシカは日本の野生動物を代表する2大草食獣です。
最近、造林木に対するニホンカモシカとニホンジカの食害について議論されているが、
見ている限りでは愛おしく可愛い。

  


Posted by さだやん at 13:41Comments(0)登山

2013年08月12日

夏の霞沢岳登山



一日目
7月27日、メンバー10人雨あがりの上高地入り、準備を整えて徳本峠へ向かう。
明神までは夏の賑わいが感じられる。
明神館前で休憩後、徳本峠入口の標識を右折し落ち着いた樹林帯を進むと、わずかに登り山らしくなりなってきた。


明神からの分岐                              白沢支流の橋を渡る       

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Posted by さだやん at 22:27Comments(3)登山

2013年06月30日

残雪の槍ヶ岳登山  尻セードは楽しいぞ!! 




6月8日沢渡第二駐車場集合。15名タクシーに分乗し上高地を目指す。
AM6:00 上高地バスターミナルにて準備を整え、朝靄のただよう河童橋で集合写真を
撮り横尾へ向け出発。天候は晴れ、まずまずの天気だ。




横尾までの林道を進む。朝日が後光の様に木々の間から降りそそぎ、昨日の雨で草木は
水玉のベールを纏いそれらがキラキラ輝いて幻想的だ。
途中休憩地で後から追いついてきた一人と合流し総勢16名となる。
新緑萌える道沿いに咲くニリンソウ、イワカガミ等の花を愛でながら明神、徳沢を経由し
横尾へ着いた。横尾は涸沢経由穂高方面、槍ヶ岳方面、常念岳方面への中継地だ。
この時期の登山者は少なく我々グループのほか数人だ、秋の紅葉の時期は
人、ひとでごった返しているが心寂しい。

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Posted by さだやん at 16:54Comments(0)登山

2013年05月21日

山岳宗教の修験の飯綱山登山





今日は、新調したトレッキングシューズの履き慣らしに飯綱山に登ります。
6時50分一の鳥居苑地に車を止め、南登山道を登る。
此方南登山道には現世、来世の道標として十三体の石仏が安置されている。
十三仏信仰は死者の追善供養をするとき、その年忌に配当された
十三の仏、菩薩を信仰するものである。
とガイドブックに記されている。
なるほど!飯綱山は戸隠山と同様山岳宗教の修験の場であったのだろう。



登山口には飯綱大明神の鳥居がある。先ずは、登山の安全を祈念して〝パン パン〟
歩きだして直ぐ先に二つ目の鳥居があり、ここをくぐると林の中の本格的な登山道となる。
新緑のカラマツ林のゆるやかな登山道を進むと、雑木林にかわり第一不動明王の
石仏が出てくる。

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Posted by さだやん at 10:44Comments(0)登山

2013年03月28日

白銀の八ヶ岳硫黄岳登山




 3月9日AM7:30松本を12名が3台の車に乗り合わせ出発。快晴の中央高速道路を走り、諏訪南インターから、青空に白銀映える八ヶ岳連峰を望みながら広大な山麓を走る。AM9:00美濃戸口到着。Sさん、Yさんと合流し登山準備を整え、ピッケルを携行し9:20登山開始。
氷結した林道を慎重に進み、AM10:40美濃戸山荘到着休憩する。



美濃戸山荘前で道は北沢と南沢に分かれているので北沢方面へ進む。
赤岳鉱泉までは沢沿いに雪道を進む。六月ごろであれば、針葉樹林帯の林床ではゴゼンタチバナ、スミレ、オサバグサが咲くであろうがこの時期は白銀の世界だ。



北沢ルートを進み、林道終点の砂防ダム手前で休憩し喉を潤す。此処から小橋を渡り、せせらぎを左に聞きながらトレースを頼りに雪道を登る。Yさんが 「鉱泉の匂いがする」 と鼻をヒクヒクさせる。その方向に目をやると〝ぽっかり〟開いた2メートルほどの雪穴は地面が赤い。
 「なるほど鉱泉の熱で雪が消えている」 
鈍感な吾輩には何も感じない。が、Yさんは敏感なのかな?
左の河原の石の赤いのは鉱泉の影響なのか?夏通った時には気がつかなかったが、雪の白さで強調されるのだろう。

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Posted by さだやん at 21:36Comments(0)登山

2012年11月04日

新雪の常念岳登山




11月3日、AM6:00豊科の安曇野合同庁舎に集合。
先生を含め7名乗り合わせて一の沢登山口へ向かう。
今回のメンバー紅一点のSさんより、手造りの〝おにぎり〟と〝みかん〟をいただき、
女性ならではの気配りに皆感謝感謝!



登山の無事を祈る                  最初に水場で喉を潤す

準備を整えAM7:25 先生を先頭に一列縦列で一の沢登山口を出発する。
晩秋の登山道には、ハラハラと木の葉が舞い降りて、落葉の登山道を行く我らの背後から朝日が差し落葉が黄金色に輝く。
15 分程進むと、樹齢400 年の橡の木が立つ“山ノ神”に到着、手を合わせ登山の無事を祈る。

山ノ神に安全祈願し、唐松の枯葉が降り積もる山道を登る。登山道脇の笹にほんのり雪が積もる沢沿いを登り、最初の水場大滝沢に到着する。この登山道にはいくつもの水場があり、他の山行と比べると水には事欠かない。 ブハ~ 旨い!!

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Posted by さだやん at 19:28Comments(0)登山

2012年10月09日

紅葉の氷河公園と南岳登山




10月7日河童橋から奥穂高岳を見上げるが、梓川から立ち込めるガスで
奥穂の峰は見え隠れ。上高地から横尾までは梓川沿いの平坦な道を歩く。
何度かこのルートを歩くが季節によって様変わりする。

10月とは言え早朝は冷え込み道端の草地は霜柱で真っ白だ。
明神を経由し徳沢園に着く。
徳沢のテント場は、色どり彩やかなテントで埋め尽くしている。
如何に穂高の魅力がうかがえる。


徳沢のテント場

10時30分横尾山荘前に着いた。
涸沢経由奥穂高岳方面と槍ヶ岳への分岐地点だ。
山荘前はトレッカーで賑わっている。此方で水分補給し喉を潤す。


一の俣を行く

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Posted by さだやん at 21:28Comments(0)登山

2012年09月02日

初秋の爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳登山




爺ヶ岳の名の由来は、初夏南峰直下に現れる〝種まき爺さん〟の雪形が現れると、里の住民が種蒔の時期を知る・・・から名付けられた。
嘗て爺ヶ岳への登山道は、以前扇沢から種池山荘へ直登する、登山者泣かせの急登だった。
が、柏原新道が出来て北アルプス入門の山として、学校登山として人気になった。

9月2日、曇り空の下、AM7:00柏原新道登山口を出発。扇沢左岸沿いの高木森林帯を登り、
尾根筋階段状の急登り八見ベンチに出た。
天候が良ければ八ヶ岳が望めるのだが、湧き上がるガスに阻まれて見通しが利かない。



周囲が見えなくも登山道沿いに、ゴゼンタチバナの赤い実やリンドウなどの可憐な花々を愛でながら、急登を登り石積みケルンを過ぎるとゆるやかな登りとなった。
一枚岩道標を経て暫らく進むと岩を敷き詰めた歩きやすい石畳の登山道となり、水平道に辿り着いた。こちらで休憩するが一向にガスが切れない。
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Posted by さだやん at 21:25Comments(0)登山

2012年08月05日

大雪渓を巡り白馬岳登山




花と大雪渓が魅力の白馬岳は、北アルプスの中でも人気を誇る名山だ。

8 月4日、白馬村役場駐車場よりタクシーに分乗し猿倉登山口へ向かう。
天候は晴れ。仰ぐ空に白馬岳主峰が、空を覆うように大きく聳えている。
準備をして登山口にあたる猿倉荘をAM8:30 出発。ブナ林から林道に出て長走沢を横切り小一時間歩き、枝沢を横切り石畳を思わせる斜面を暫らく登ると、白馬大雪渓末端となる白馬尻に到着する。



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Posted by さだやん at 23:20Comments(0)登山

2012年07月28日

常念岳・蝶ケ岳縦走登山





松本へ行くたび均衡のとれた常念岳に何時しか登ってみたいという願望を持っていた。
ウェストンが言っている 「松本付近から仰ぐすべての峰の中で、常念岳の優雅な三角形ほど見る者に印象を与えるものはない」 とウェストンも美しい常念に惹かれて登ったのだろう。

7 月28 日AM6:30 豊科駅北の県安曇野庁舎駐車場に、参加者16 名が集合。貸切バスに乗り、一ノ沢登山口へと向う。
AM7:30 登山口から一列縦列で登山開始。天候は晴模様だが、上空は雲が覆い稜線は望めない。登山口から10 分ほどで樹齢400 年の橡ノ木を祀る「山の神」の鳥居前にでた。「山の神」に手を合わせ、登山の安全を祈る。ここから渓流左岸沿いの森林帯の中、ウグイス、コマドリなどの鳥が囀る緩やかな登りの登山道を進む。


 渓流沢道を進む                            胸突き八丁

2 時間程で、一ノ沢支流が合流する河原に登り出る。小休止後、河原の右岸そして左岸の急坂を登り、クルマユリ、ニッコーキスゲの咲く山腹の巻き道を辿ると、AM11:15 最後の水場に到着する。この登山道にはいくつもの水場があり、他の山行と比べると水には事欠かない。
小休止後、森林帯の中、ひたすら胸突き八丁の急坂を登ると、木々の枝越しに前方空高く、雲間から常念岳への稜線が望まれる。PM12:15 常念乗越に登り出ると眼前に、天を突く槍穂高の峰々を望み、赤い屋根の常念小屋に登山者で賑わっている。皆歓声をあげる。


 常念小屋で憩う登山者
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Posted by さだやん at 22:28Comments(0)登山

2012年06月23日

金峰山と瑞牆山登山




6 月23 日(土)AM6:00、13 名が3 台の車に乗り合わせて松本を出発。曇天模様の中央高速道路を走り、須玉インターで降りて山道を走こと小一時間、AM8:10 瑞牆山荘登山口に到着した。



AM8:40準備万端整えて出発す。
熊出没注意の看板を横目に森林帯を登り、さらに広い尾根道を登り森林帯を抜け、1 時間ほどで富士見平小屋に到着した。小屋の下場に水場があり我々は冷たい水で乾いた喉を潤す。
富士見平小屋前にて小休止。


                                   丸葉岳ブキ

小屋付近に群生しているトゲっぽい蕗に似た葉の植物が・・・・?
小屋のオーナーに 「マルバダケブキだよ、毒が強く鹿も食べないヨ」 と教えて頂いた。
キク科の多年草、高山植物で近年富士見平小屋付近に増え続けているそうだ。
低山帯から亜高山帯のやや湿った草地や林縁に生え、高さは40~120センチになる。葉は腎円形で「フキ(蕗)」に似ている。
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Posted by さだやん at 22:27Comments(0)登山

2011年09月17日

北岳・相ノ岳縦走登山




 深田久弥氏は、北岳の項の冒頭に次のように書いている。
「日本で一番高い山は富士山であることは誰でも知っているが、第二の高峰はと訊くと、知らない人が多い。北岳だよと教えても、そんな山はどこにあるのかといった顔つきである。」の書き出しで始まる北岳へ、9月17日台風一過曇り空下、松本合同庁舎を乗用車に分乗し伊那市の仙流荘へ向かった。
 北岳の登山口のある南アルプス広河原に通じる県営林道南アルプス線は、マイカー規制が行われている。車は仙流荘の無料駐車場に駐車し、路線バスまたはタクシーを利用するとになる。

雨の登攀行
 我々17人は伊那バス・南アルプス林道バスに乗り継いで広河原バスセンターに着いた。ここで待ち合わせの埼玉から参加のOさんと合流、10時30分登山を開始する。此の頃から雲行きが悪くなり、ポツリ、ポツリと雨があたってきた。

 野呂川に架かる広河原吊り橋を渡り、広河原山荘脇より樹林をジグザグと登り白根御池小屋へ向かう。
 途中から雨脚が強くなり雨具を着ての登山となった。皆無口でしたすら登る。ただ、聞こえ来るのは雨具を叩く雨の音と沢を流れる川の音だけだ。激しい雨は容赦なく登山道を叩き、所々泥濘になっていて足が取られる。




後ろから追い着いて来た外国人のグループは雨具を着けずびしょ濡れ。長い髪の毛はポマードを塗りたぐった様に固まり、その先からは雨水が滴り落るのがリアリティーだ。しかも、短パン姿には唯驚くばかりである。

屁たっている我々に「ガンバリマショウ」と励まして先へと飛び上がって行く。
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Posted by さだやん at 20:27Comments(0)登山

2011年08月29日

霊峰富士登山




8月27日、
午前8時、富士登山メンバー9人2台の車に分乗し松本合同庁舎を出発。中央自動車道をひた走り、大月JCからは河口湖ICを経由し、富士スバルライン五合目を目指すが、今日は分厚い雲に覆われて勇壮な富士山が見えない。
「せっかく富士山へ登ろうと言うんだから頭くらい出して歓迎してくれても良さそうなものに」
ちょっと不満そうにHさん。「明日は好天だよ~」と言ってはみたがここ一週間ほど雨続きで天気になる保証はない。♪頭を雲の上に出し・・・ のフレーズが頭に浮かんできた。そうだよね~ちょっと頭くらい見たかったよな!?
河口湖ICを降りて休憩するが湿っぽい風が頬をなでる。四合目より濃霧の中を慎重に走り、五合目付近から小雨模様となったが午後12時無事に佐藤小屋に到着。

小屋内にて昼食を摂る。
食後、鈴木先生の「高山病対策」「夏山の低体温症」などについて講義を受ける。我輩はリーダーと言っているが、皆、先生と呼ぶ鈴木氏はNPO法人の理事長で掌っている。今回の富士山登山も、山岳を通じたスポーツ交流事業、北アルプス等での市民登山及び安全登山を学ぶ登山実践講習の一環である。
2時間ほどで雨も小康状態となり、足慣らしを兼ねて六合目まで登る。もこの辺りは、ダケカンバ・針葉樹などの樹林帯で、登山道の脇のキオン、ホタルブクロ、トリカブトなどの花々を横目で見ながらの登りとなる。


六合目目指して登り来る登山者の列

40分ほどで六合目に着く。ここは、五合目バスセンターから登ってきた登山道と合流地点だ。
今日は8月の最後の連休となり、悪天候にも拘らず登山者が多く数珠つなぐ状態だ。上から登ってくる人達を見ていると、まるで、蟻の行列のようで面白い!!  続きを読む


Posted by さだやん at 21:27Comments(0)登山

2011年07月07日

花の八ヶ岳を訪ねて




梅雨を迎えた八ヶ岳ではいよいよ稜線に高山植物が開花期を迎えます。 そして9月中旬頃までの夏山といわれるほん の短期間に、標高2900m近いこの高山帯に可憐な花たちが競い合います。

7月2・3日花の八ヶ岳縦走トレッキングに参加
硫黄岳横岳赤岳中岳を花を求めて縦走。

美濃戸→赤岳鉱泉の登山道沿いにはシロバナヘビイチゴ・ミヤマタンポポ・カラマツソウ・マタタビ等が盛んでした。
赤岳鉱泉からの樹林帯をぬけるとハエマツになり、イワカガミ・キバナシャクナゲ・イワウメ、硫黄岳山荘付近ではウルップソウが咲き誇っている。

横岳のザレ場に群棲するコマクサは残念ながらつぼみだった!?
見ごろは中旬過ぎかな~   
横岳から赤岳の稜線はツガザクラ・イワカガミ・イワウメ・ツクモグサなど豊富でつい足も止まる。  続きを読む


Posted by さだやん at 13:23Comments(0)登山

2011年06月29日

梅雨の晴れ間の百名山登山 雨飾山


荒菅沢雪渓                 山頂(1963.2m)

5月19日梅雨の合間をみて深田久彌によって日本百名山に選定された『雨飾山』へ向かった。
雨飾山登山口で朝食をとり身支度をして、登山口を入ります。はじめはきれいな川の流れな どを眺めながらゆったりと歩く。湿原の木道が終わり急登をブナと雑木の混成林を上る、昨日まで降った雨と雪解けの水が登山道を泥濘をつくって滑りやすい所があって慎重に進む。


登山口の案内板
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Posted by さだやん at 23:26Comments(0)登山

2010年11月24日

初冬の燕岳登攀記



11月20日中房温泉(8:55)ー(12:20)合戦小屋ー(14:30)燕山荘--(15:20)燕岳山頂---(16:15)燕山荘

中房温泉をわれわれパーティー9人、晴天に恵まれた燕岳を目指して出発。
登山口からいきなりの急登路も、着実に一歩、一歩登り、高度を稼ぐ。この辺りは唐松と雑木の混生林だ、唐松の落ち葉を踏みしめながら登る。登山道わきの笹に数日前の雪が白く粉を振ったように輝いている。

第一・第二ベンチで小休止する。
第二ベンチを過ぎた頃から登山道は圧雪状態で滑りやすくなっている。第三ベンチでアイゼンを履いて安全を確保するが、アイゼンを忘れてきたことに気づき、さて如何したことか!?・・・
するとSさん 『これを着けて』 と差し出したアイゼン、これは天の助けとありがたく拝借。初冬とはいえ雪山には変りない。冬山の鉄則と反省!!
気を取り戻して出発、空は抜けたように天高く日差しも燦々と降り注ぐ、アイゼンをつけた足はカシカシと確実に雪を咬む。



第四のベンチは、富士見ベンチと呼ばれ、この日南東の雲海上に、円錐形状の富士山を遠望する。9月の登山時にはガスで周りの景色を望めることが出来なかったが、今日は別天地だ。
PM12:20合戦小屋に到着。予定よりだいぶ遅れている。この時期登山者も少なく嘗ての賑わいはない。こちらで昼食をとる。

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Posted by さだやん at 20:24Comments(0)登山