2012年11月04日

新雪の常念岳登山


新雪の常念岳登山

11月3日、AM6:00豊科の安曇野合同庁舎に集合。
先生を含め7名乗り合わせて一の沢登山口へ向かう。
今回のメンバー紅一点のSさんより、手造りの〝おにぎり〟と〝みかん〟をいただき、
女性ならではの気配りに皆感謝感謝!


新雪の常念岳登山
登山の無事を祈る                  最初に水場で喉を潤す

準備を整えAM7:25 先生を先頭に一列縦列で一の沢登山口を出発する。
晩秋の登山道には、ハラハラと木の葉が舞い降りて、落葉の登山道を行く我らの背後から朝日が差し落葉が黄金色に輝く。
15 分程進むと、樹齢400 年の橡の木が立つ“山ノ神”に到着、手を合わせ登山の無事を祈る。

山ノ神に安全祈願し、唐松の枯葉が降り積もる山道を登る。登山道脇の笹にほんのり雪が積もる沢沿いを登り、最初の水場大滝沢に到着する。この登山道にはいくつもの水場があり、他の山行と比べると水には事欠かない。 ブハ~ 旨い!!


再び沢の音を左に聞きながら渓流沿いを登り、丸太橋のかかる烏帽子沢を過ぎたころから徐々にこう配がきつくなってきた。 新雪を踏みしめながら落葉した低木帯を登る。

新雪の常念岳登山

ほどなくして、笠原沢に辿り着くきれいな水が流れている水場で休憩する。
展望が開け見上げると、僅かに新雪を頂く常念岳を望む。ここから、右岸に渡り、川沿いの凍りついた急な登りを進み山腹をトラバースし、河原を歩く。しばらく進んで右屈曲すると胸突き八丁の取りつきに着いた。先生が「この上部で滑落事故があって一人死亡している」慎重に登るよう指示があった。
再び左岸に渡り、枯れ草に覆われた山腹の巻き道を経て、最後の水場に到着する。


新雪の常念岳登山

小休止後、森林帯の急な坂道をジグザグ一歩一歩登る。
木々の間からは常念岳山頂へ続く豪快な稜線が迫ってくる。
東に遠く霞む浅間山を望み、第一ベンチ、第二ベンチと通過しながら最終ベンチへ辿り着く。
 「小休止」 水場で汲んだ水を飲み干す。


新雪の常念岳登山

「さ~もう少しガンバ」 最後の急坂を登り切り、ようやくPM12:15 常念乗越に登り出た。
突然正面に、槍ヶ岳から穂高への白銀に輝く稜線が、目に飛び込んでくる。
「皆歓声を上げる」 登りの疲れも、いっぺんに吹き飛ぶようだ。

先生が 「おめでとう」 「おめでとう」 皆に握手。

今宵の宿舎 「常念小屋」 で昼食と休憩後、横通岳へ出かける。
Hさんと横通岳中腹の平坦地で槍ヶ岳、穂高連峰の絶景を写真に収め岩場を滑らぬよう降下し小屋に到着。
夕食前、思い思いにビール、酒などを持ち寄って祝杯を挙げ、親睦交流を行う。

何と言っても山小屋の楽しみは食事だ。
今宵が常念小屋の最終営業とあって〝酒〟〝ビール〟〝カップワイン〟など
オーナーより振舞われ、賑やかな食事となった。

新雪の常念岳登山

夕食のメニュー
やきとり、ハム、シナチク、サラダ(ポテサラ・キャベツ・レモン)、漬物、フルーツ(オレンジ)
ごはん、みそ汁 (ごはん、みそ汁はお代りできる) 美味しい!!


11月4日、AM4:30起床。
横通岳中腹で、日の出を迎える


新雪の常念岳登山
モルゲンロートに染まる穂高連峰・槍ヶ岳

黎明の刻、東の空は紫から赤く染まり、神々しい太陽が昇る。思わず手を合せ拝す。
槍ヶ岳、穂高連峰がモルゲンロートに染まり、カメラを向けシャッターを切る。
すばらしい景色を堪能し小屋に戻る。

朝食を済ませ、抜けるような青空の下、 軽荷で常念岳山頂へ向かう。
小屋から、いきなりの急な斜面の岩道に、ところどころ雪が積もり、滑らないように注意して登る。
8 合目付近の緩斜面から山頂まで白雪が覆い、雪を踏みしめて一歩、一歩登る。
吹く風は微風、初冬の斜陽が稜線を寒々と照らす。振返ると大天井岳の北方に、真白な立山、
剣岳そして鹿島槍が遠望され、西方に連なる槍、穂高岳連峰が眩い。
9 合目からの急な雪斜面を登り切りると、AM9:30 常念岳山頂に見事登頂する。

「バンザーイ!」皆で握手を交わす。

新雪の常念岳登山

山頂で360度の絶景を楽しんだ後、記念撮影をしてAM9:50下山の途につく。
凍りついた岩場に足を取られないように慎重に降下し、AM10:50無事小屋に到着。
昼食にラーメンを摂り、熱いコーヒーで体を温め、12:20常念小屋から下山を始める。往路と同じ一ノ沢ルートを降り、PM3:50登山口に到着。

山頂からのパノラマ風景
新雪の常念岳登山
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Posted by さだやん at 19:28│Comments(0)登山
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