ポレポレおじさん　山ある記

「アイガーグレッチャー」駅からヴァンゲルアルプ鉄道の中間駅アルピグレン駅間で歩いて下るハイキングコース
２００６年に新しく開通したアイガー北壁直下を歩くコースで、途中には沢あり、滝あり、岩場ありの変化に富んだコースだ。
所要時間３時間くらいの中級者向けコースです。

きょうは雄大なアイガー北壁直下をハイキングします。

「アイガーグレッチャー」駅（海抜2,320m）に
止まるユングフラウヨッホ行きの登山電車で　
３代目の新しい車両です。
駅名の「アイガーグレッチャー」とはアイガー氷河のことです。

前方の山は、アイガー西壁です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


天気もよく絶好のハイキング日和だ。
列の先頭のいる場所から線路を横切って反対側の建物裏からスタートだ。



グリンデルワルトで最後に開通したルート　2006　と岩に刻まれている。



まずは、ガレ場からスタートします。右手には、アイガーの岩肌がのしかかっています。
アイガー北壁の直下を歩くこのコースでは、アイガーの壁があまりにも大き過ぎて、　
見上げても、なかなか頂上は見れません。
言葉にならないほど雄大で、ただただ見とれるばかり。




ゆるい斜面を下り、やや小高いワルト付近まで来るとアイガー展望所があり、
圧倒されるような全容が見えてくる。
緩やかな下り道ですが、反対側から登ってくるハイカーも多いです。
荒れた道だが、ここまで来ると高山植物がみられるようになる。

正面に見えている山はヴェッターホルン（3,692m）



左下には放牧牛がコロコロとカウベルを鳴らしながら草を食む。



さらに進むとルート右側に「アイガー北壁ルート」を示す表示板を過ぎると、
富士山の砂走りの様な斜面にでる。
礫石の荒地なので植物はほとんど見られない。


沢の脇に咲くアザミの様な花　　　　　　　　雪渓が残っている。

このコースには幾つもの沢がある。
今日は晴天でほとんど水が流れていないが、大雨のときは飛沫を上げて流れるであろう。



ユングフラウ鉄道のアイガーヴァント駅の窓です。この中を電車が走っているなんて、
ちょっと想像できません。



岩に腰をおろし一息入れて喉を潤します。



この先を回り込むと大きな沢があり滝もあります。
この滝は枯れることなく水量もあり沢を流れ下っている。
沢を渡り暫らく行くとジグザグの下りとなり、日本の松に似た木々の
脇を下ると牧草地に出る。



下に望める集落がアルピグレン駅です。


チーズ小屋です。

ハイキング中は見えなかったアイガー山頂の雄大さが見てとれます。


アルピグレン駅

ゴールである「アルピグレン駅」脇のレストランの「チーズトースト」（ケーゼシュニッテ）が
名物料理。このチーズトーストを食べたかったが電車待ち時間が１５分・・・・
食べている余裕なく、そこそこと電車に乗り込む　残念。