氷河から甦ったアイスマン イタリアボルツアーノの旅

さだやん

2015年11月20日 11:44

10月初旬に 「チロル フレンチアルプス 10日間」のツアーで
イタリアのボルツアーノに立ち寄りました。

ボルツアーノと言えば、世界的に有名になった「アイスマン」でしょう。
氷河から来た男、「アイスマン」は、オーストリアとイタリア国境に近いアルプス上で発見された、世界で最も有名なミイラのひとつで、「氷の中からやってきた男」アイスマン(エッツィ)の「家」である。アルト・アディジェ考古学博物館へ足をはこんだ。



ここには世界で注目されている紀元前3000年頃の世界最古の凍結ミイラ「アイスマン・エッツィ」の衣服と携帯品が展示されて、小さな窓から-6℃に冷凍されたアイスマンを覗き込むことができ感激です。身体は飴色で小柄で見た目は子供くらいでした。(残念ながら写真撮影禁止)
一緒に発掘された外套・草を編んで作った服・ベルト・靴・熊の毛皮で作られた顎紐付きのフード・斧・矢などの身の回り品も展示されていて、5000年前装飾文化を目の当たりにして驚きました。

死因については、幾つかの憶測があるそのひとつ。
[左肩に矢の先端が見つかりました。矢は貫通し、肩甲骨に約2センチの穴を開けました。重要な器官は傷つきませんでしたが、彼に致命的な傷を負わせたと考えるのが妥当です。彼が矢を受けた理由は謎のままで、100メートル離れた下方から矢が飛んできたということだけ分かっています。右手に深い切り傷があり、私たちのアイスマンは死ぬ直前に格闘をしたと解釈することができます。] japan italytravel HP参照

今回のツアーで考古学的に貴重な 「ミイラ」 「死亡時に身に付けていた立派な衣類や道具類」 を見れたこと。チロル アルプス山脈の南斜面の遠い遠い過去を見つめることができたこと。
ボルツアーノに来た時には是非立ち寄ってみては・・・・・・

アイスマンのデータ
生誕: 紀元前3300年頃 イタリアの旗 イタリア ボルツァーノ県ヴェルトゥルノ近辺
死没: 紀元前3300年頃(推定45~47歳没) イタリア・オーストリア国境 ハウスラプヨッホ近郊、エッツ渓谷
身長:1.65m  体重:50kg

写真は、この博物館に展示してある、科学的に忠実な復元模型です。

**********************************
南チロル考古学博物館
Museo Archeologico dell'Alto Adige
Via Museo 43, 39100 BOLZANO
Tel: +39 0471-320100 Fax: +39 0471-320122
E-mail: museum@iceman.it
URL: http://www.iceman.it
開館時間:火曜-日曜 10時~17時 (木曜は19時まで)
月曜、1月1日、5月1日、12月25日は休み

関連記事