スイスハイキングそのⅥ ウンターロートホルン~オーバーロートホルン

さだやん

2013年10月23日 23:45

ツェルマット滞在2日目、
シェルマットから地下登山電車でスネガ(Sunnega)に着き、そこからテレキャビンでブラウヘルト(2571m)へ,更に大型ロープウェイに乗り換えてロートホルンパラダイス(3103m)に着いた。
快晴で、ここからの展望でも充分なほどです。
北東方向はこれから登るオーバーロートホルンがデンと構えている。


地下登山電車              テレキャビン             大型ロープウェイ

ロートホルンの駅前の左の広々とした斜面(雪のシーズンは、スキー・ゲレンデになる)を120mほど下り、フルックジー(2994m)の鞍部に着いた。



フルックジーの道標(マウンテンバイクのルート表示もある)、  オーバーロートホルンへの道標

山頂まで標高差約410m。
ここから登りのトレイルに入り、オーバーロートホルンの東側を巻くようにしながらジグザグに登る。周りの様子も草地から石が多い雰囲気になる。しかし、ルートはしっかり着いていて問題無し。
フィンデル氷河とモンテローザ(4634m)、グレンツ氷河、リスカム(4527m)を右手に見ながら登る。


4000m級の山群を見ながら登る


荒涼としているように見えるが、足下には愛らしい高山植物が次々に登場するので、
観察・写真撮影に足も止まる シャリー シャリ~

当然、先頭から遅れ気味。


チシマギキョウに似た花              エーデルワイス

頭上の岩場が覆いかぶさりそうな場所にロープが付いている岩場の道があったが問題なく通過。
快晴の空の下、我々30人はマッターホルンを背に山頂を目指す。


マッターホルンと右上の建物はウンターロートホルン駅舎前のレストラン


何故この山に目玉のようなモニュメントがあり、フランス語、ドイツ語、日本語、イタリア語で文章が書かれている。
日本語もあるが通りすがりにさっと読んだ程度では理解できない難しい内容??
Nさんが「これは聖書の一節だろう」と自信なさそうに言った。


「一つ目玉」のモニュメント 左右にクルクル回る

フリューホルンへ伸びる稜線の手前まで来ると鋭角に左に曲がり、さらに斜度が増してくる。
少し登った所に休憩スペースがあり小休憩です。
ザックを下ろそうとしたら、下りてきたスイス人グループが「もうすぐ」と教えてくれた。

上のほうからシャラシャラと石の音!!
上を見ると草カキの様な道具で登山道の整備をしている人が。
「ごくろうさま」と言ったら 「ハロー」と微笑んだ。

赤茶けた一枚岩の道を登りきると、頂上の標識が見えて最後の登りです。
標高差400mをジグザクしながら登り始めて1時間半頂上に着いた。
「おめでとう」 「おめでとう」 握手を交わす。


オーバーロートホルン山頂(3415m)

山頂からの360度展望は素晴らしい。
北西方向に左からマッターホルン(4478m)、その右肩はダンデラン(4171m)、オーバーガーベルホルン(4063m)、ナールロートホルン(4221m)、バイスホルン(4506m)。
南西方向にアラリンホルン(4027m)とリンプフィッシュホルン(4199m)、フィンデル氷河とモンテローザ(4634m)、グレンツ氷河、リスカム(4527m)と4000m級の山群が続く。
日本では見れない絶景です。


アラリンホルン 4027mとリンプフィッシュホルン4199m(右)


バイスホル(4506m)右の山頂


マッターホルン遠景とウンターロートホルンロープウェイ駅(下)


モンテローザ(4634m)

すごいなぁ~~この景色!すごすぎる
いつまでも眺めていたいけど、ぼちぼち、下るとしますか!
オーバーロートホルンの頂上で、30分ほどゆっくりと展望を楽しんだ後、下山した。


リンプフィッシュホルンを背景に下山

ウンターロートホルンからオーバーロートホルンへのトレッキングは、比較的簡単に誰でも登れる 眺望の良いコースです。

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